日野自動車
「日野自動車株式会社(通称「日野」)」は、トラックやバスなど商用車専門の自動車製造会社です。1942年に、前身である「東京瓦斯電気工業株式会社」の自動車部門であった日野製造所が独立し、「日野重工業株式会社」として設立。「日野」の社名は、設立から現在に至るまで本拠地を置く東京都日野市に由来しています。
日野はトヨタグループの16社のひとつでもあります。1966年にトヨタ自動車と業務提携し、キャビンと荷台が一体のピックアップトラックであり、乗用車のような豪華な車体が特徴の「トヨタ・ハイラックス」を開発。当時、企画はトヨタ、設計や組立は日野が主体で担当しました。日本メーカーによる国内向けのピックアップトラックの製造・販売はこのハイラックスが最後の車種であり、国内生産は終了しましたが、今も2002年に発足した世界戦略を目的とするトヨタIMV(革新的国際多目的車)プロジェクトの「IMVシリーズ」としてタイやアルゼンチンなどを拠点に製造し、日野もフレームやアスクル部の部品製造を担当しています。年々シェアが広まり、現在では世界各地、特にアジアや中東、中南米などで販売実績を伸ばしています。その他にも「タコマ」などトヨタからの受注生産を行い、2001年に正式にトヨタの傘下に入りました。
日野の車種は用途別に幅広く取り揃えており、トラックシリーズには、小型の「デュトロ」や中型「レンジャー」、大型の「プロフィア」。またバスシリーズには小型の「リエッセ」や中型の「メルファ」、大型「セレガ」などがあります。
特に小型2~3tクラストラックの「デュトロ」は、車体のバリエーションやその乗りやすさから広く活躍しており、トラックファイブでも高額買取の対象です。また2011年7月にフルモデルチェンジされ、更に環境性や機能性の向上を実現。ハイブリッドシステムや、エコドライブの状態を表示するインジケーターランプなどを搭載し、同年10月にはグッドデザイン賞を受賞しました。日野の技術力は世界的にも注目を浴びており、日本国内では大型トラック販売シェア1位を獲得しています。
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