よくある質問
キャブは、トラックの運転手が座る座席がある車輌前部の箱部分を示します。別称「キャビン」。
単なる運転席と思われがちですが、長距離トラックドライバーにとってキャブは自宅と同列もしくはそれ以上の時間を過ごす場所であり、仕事によっては寝泊まりの頻度が度重なることも。そのため、キャブ内は通常では予想できないほどの快適さが求められます。
中・大型トラックは長距離運転に利用されることが予想されるため、設計のうちから座席裏にはベッドが備え付けられていることが多々あります。平らなベッドで眠ることで身体の負担を和らげ、また熟睡しやすくなるため翌日以降も元気に運転再開することが出来ます。
長距離輸送以外にも、近距離宅配や工事現場などトラックを利用する様々な事業内容が存在します。宅配の場合は長距離とは異なり乗り降りが多く、座席シートが擦り切れやすいことが特徴です。擦り切れを防止するため、縫い目を強度にするなどの工夫がされています。更にはドライバーの体重や体面積による沈み込みを防止し、高さを調整する機能があるトラックもあるそうです。
また、サスペンションの装備やその種類によって走行時の揺れは変化し、快適さに大いに関わります。キャブのサスペンションには、ラバーやコイル、エアーなど様々な種類が存在します。
・小型トラック → いすゞ「エルフ」、三菱ふそう「キャンター」、日野「デュトロ」 → ラバースプリング
・中型トラック → いすゞ「フォワード」、三菱ふそう「ファイター」、日野「レンジャー」 → ラバースプリング、コイルスプリング
・大型トラック → いすゞ「ギガ」、三菱ふそう「スーパーグレート」、日野「プロフィア」 → コイルスプリング、エアスプリング
エアスプリングは価格が高額ですがとても効果的なため人気があり、装備されているトラックは比較的高額買取で取引されていることが多いです。高級車や大型トラックなど揺れの防止が必要なくるまに多く取り付けられています。
トラックのキャブは座席や揺れのなど様々な要素が組み合わさって快適な環境が生み出されます。お客様のトラックをトラックファイブに買取に出される際には、ぜひ査定員に「こんなに快適な要素があります!」とお話してみては?買取金額に上乗せがある可能性が増えるかもしれませんよ。