よくある質問
トラックのヒアブ付きとは何のことですか?
ローダークレーン付きのトラックの事を総称した呼び名です。
元々ヒアブと言うのは架装メーカーの事なのですが、アームロールと呼ばれるマルチリフトトラックの中で、ローダークレーンを装着しているトラックをこのように呼びます。
ローダークレーンと言うのは通常のクレーンよりも関節の数が多い屈折式のクレーンで、通常のクレーンよりも自在に稼働させる事が出来ます。
このクレーンの特徴は先端についているフックを別のアタッチメントに交換して使用する事が出来る事にあります。
特にグラップルと呼ばれる、物をつかむことのできる手の形をしたようなアタッチメントが人気です。
林業などで人気で、木材を吊り上げて荷台に積み込む時にこのグラップルを使用すれば、通常玉掛け作業等をしなければ積みこめない木材を、
UFOキャッチャーのように簡単に荷台へと積み込む事が出来ます。
架装メーカーのヒアブの中で有名なのがローダークレーンや脱着式ボディシステムで、その中でもローダークレーン付きのトラックを「ヒアブ付きトラック」と呼ばれる事が多くなりました。
特別ローダークレーンだけを製造しているメーカーではないので、一言で「ヒアブ付き」と言われても何が付いているか解らない場合もありますが、
ヒアブが製造する上物の中でも特に有名な上物がこのローダークレーンであるため、何の説明もなく「ヒアブ付き」と説明されたらこのローダークレーン付きのトラックであると想像しても良いでしょう。
クレーン付きの平ボディトラックが架装メーカーの名前を取って「ユニック車」と呼ばれるようになった事と似ていますね。