よくある質問
トラックは普通荷物を積載して走る為の車であり、積載量は多ければ多いほど良い車であるというのが一般的です。
しかし、積載量が少ない方がいい場合もあります。
減トン車はこの積載量を通常よりも少なくして登録する事で、自動車税や自賠責保険料を節約する事が出来ます。
トラックの税金や保険料は積載量に比例して高くなるため、積載量を少なくする事でその税金や保険料を引き下げる事が出来ます。
一般的には2tを境目にして自賠責保険の料金が変わるため、それ以下に抑える事が減トンの目標数値であると言えるでしょう。
減トンすれば積載量が下がる分、当然積み込める荷物の量は減ります。しかし、荷物を運ばずに他の機能だけを使っているトラックであれば、減トンする意味はあると言えるでしょう。
例えばユニック車等でクレーンの機能だけを使っていて荷物の積載を殆ど行っていないのであれば積載量は減っても問題ない事になります。
減トンの方法ですが、例えばタイヤの強度を下げる方法があります。トラックは積載量に応じた強度のタイヤで走行しなければならない為、そのタイヤの強度を下げる事で、
積載量を減らさざるを得ない状況にする事が出来ます。
ほかにもフロントバンパーをかなり重い物に取り換える、又はおもりを付けると言う方法もあります。
トラックは普通、軸許容荷重と言う、「前後の車軸でどれくらいの重さに耐えられるか」と言う数値が設定されているのですが、
通常のトラックはこの数値を越えないように作られており、もしも越えてしまった場合には最大積載量を減らす事でその許容範囲に収まるように調整しなければならない為です。
この減トンのデメリットですが、先にも触れましたが、積載量が減る事がデメリットと言えるでしょう。
普段どれだけの荷物を積載して、どれだけ積載量を余らせているかで減トンを検討するとよいでしょう。